福井県大野市和泉地区

 従業員は住民らのアルバイト30人程度を想定。山菜やキノコ類をはじめ、特産の九頭竜まいたけ、穴馬かぶら、穴馬スイートコーンなど地元で取れた食材を生産者から買い取り、加工や県内外への配送を行う計画だ。1年目の売上高は900万円、5年後には3千万円を見込む。

 これまでに東京や大阪の有名シェフを招くなどし、素材が秘める可能性や商品化するノウハウを学んできた。開業後は、そのつながりを生かし販路を拡大していく。

 地区内には、地元でのみ消費される産物が多くある。自然が育んだ味に、シェフらから高評価を得ているといい住民らは「外から見てもらい初めて価値を実感した」と話す。辻社長は「切羽詰まった状況から生まれた事業だが、希望が湧いてくる。少しずつ販路を広げて金を生む仕組みを整え、一つのモデルになれば」と意気込んでいる。

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