日本競輪学校の女子7回生卒業記念レースで優勝した柳原真緒選手=福井競輪場

 日本競輪学校(静岡県)の女子7回生卒業記念レースで福井県立敦賀高校出身の柳原真緒選手(福井)が優勝を遂げた。福井県勢の「卒業クイーン」は初めて。在校1位の競走成績で卒業し、7月のプロデビューに向け「ガールズグランプリ優勝と五輪金メダルを目指す」と決意を新たにしている。

 卒業記念レースは3月23日、静岡県の伊東温泉競輪場で男女の決勝があり、女子は7人が争った。柳原選手は内側に詰まりながらも3番手から追い込んだ。最後の直線でため込んだ脚力を爆発させ、一気に加速。2人を抜き卒業女王の座に就いた。入学後の成績は、主に先行で7回生21人中、最多となる39勝(66戦)。「在校1位として集大成の卒業記念に勝ててうれしい。でもあくまで通過点」と振り返った。

 福井市出身の20歳。高校時代は陸上のやり投げで活躍した。五輪を目指して高校3年の秋から自転車競技に転向。競輪S級1班の市田佳寿浩選手(日本競輪選手会福井支部)に師事し、日本競輪学校に入ってからも圧倒的な練習量を誇った。

 卒業記念レースの県勢制覇は、男子を含めると市田選手の師匠である野原哲也選手(当時)が1983年に勝って以来35年ぶり。レースを見届けた市田選手は「厳しい展開でも勝ち切った。プロとして戦う覚悟は十分。これからもっと強くなる」とまな弟子の成長に目を細めた。

 5月には日本競輪選手会福井支部に選手登録される。柳原選手はプロデビューに向け「ダッシュ力を生かす戦法で経験を積みながら勝ちたい」と卒業後も猛練習に励む。今秋の福井国体でも活躍が期待され、「ケイリンとチームスプリントの2種目で優勝したい」と意欲をみなぎらせた。

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