石山志保氏

 任期満了に伴う6月17日投開票の福井県大野市長選に、元同市職員の石山志保氏が28日、立候補することを表明した。市内で開いた会見で「歴史あるまち並みや文化、水など“小さな宝”を結び付け、大野の魅力を引き出したい」とまちづくりへの意欲を語った。
 

 争点の一つとなる小中学校再編の現計画については「生き抜く力、自立する力を育むという方針は(自身の)思いと一致する部分がある」と基本的な考えを支持。一方で、再編後の学校数に関して「市民にさまざまな意見、不安がある。地域の方々の意見を聞いた上で考え、判断することが求められる」と慎重な姿勢を示した。
 

 目指す大野像には「県域から飛び出す突破力をもつまち」「若者の行動力を惹(ひ)き出すまち」など3本の柱を掲げた。また中部縦貫自動車道の延伸、道の駅の整備を好機として生かし「ブランド発信や観光振興、地元産業の振興に努める」と強調した。
 

 石山氏は愛知県出身で、東京大工学部を卒業後、環境庁(現環境省)に入庁。国立公園の自然環境保全などに従事し、結婚を機に大野市に住居を移した。2005年に市職員となり、今年2月末に退職した。現職を含め2人の市長の下で勤め「(これまでの市政を)引き継ぐのはもちろん、女性ならではの視点も出していきたい」と語った。
 

 市長選(6月10日告示)を巡っては、現職の岡田高大市長が立候補しない意向を2月末に表明。現時点では石山氏以外に出馬に向けた表立った動きはない。

 

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