野焼きしていた男性が死亡した現場=29日午後1時20分ごろ、福井県福井市半田町

 福井県内全域に乾燥注意報が出されていた3月29日、小浜市では団地火災で女性が死亡、福井市では野焼き中の男性が亡くなるなど犠牲者が相次いだ。福井市では林野火災もあり、市消防局は「春先は小さな火から大きく燃え広がる可能性が高い」と火の取り扱いに十分注意するよう呼び掛けている。

 県内では大気の乾燥した状態が続いており、枯れ草などを焼く火災が27、28日にも計5件起きている。

 市消防局によるとフェーン現象により空気が乾燥。雪解け後に枯れ草があらわになり、芽吹きの少ない春先は「特に注意が必要」という。たばこの投げ捨ては厳禁で、たき火も目を離すことがないよう注意喚起し「たき火の際には水バケツなどの消火準備をし、乾燥したり風が強い場合は注意報が出ていなくてもたき火を控えてほしい」としている。

 県消防防災年報によると県内の出火原因のうち、たき火が原因だったのは2016年11件(原因4位)、15年15件(同1位)、14年16件(同3位)で上位を占めている。

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