国体・障スポ開催のメリット

国体・障スポのボランティア確保

 9月29日の福井しあわせ元気国体の総合開会式まで半年を切った。福井新聞は、10月の福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)を含め、開催に向けた現在の準備状況や課題などについて福井県内の全17市町にアンケートを行った。地域の盛り上がりに関して、約半数の8市町が「盛り上がっていない」「どちからというと盛り上がっていない」との見方を示し、ボランティアの確保でも10市町が「不足している」「やや不足している」と回答。住民の参加意識を高める取り組みが必要と考えていることが分かった。

 今後の課題(複数回答)でも、11市町が「開催機運の醸成」を挙げ、イベントなどを通じて住民への周知に一層力を入れる考えだ。

 開催のメリット(複数回答)としては、13市町が「地域の魅力発信」を挙げ、全国から集まる選手団や観客へのアピールを通じ、開催後の誘客や地域活性化に期待している。このほか、7市町が「地域のスポーツ普及、振興」と答え、あわら市は「ボランティア活動などによる住民のつながり形成」に注目した。

 魅力発信の取り組みでは、市町のほとんどが競技会場やJR駅、道の駅などに案内所を設けたり、パンフレットを配布したりする。福井市は国体・障スポの開会式に合わせて独自にイベントを展開。若狭町は町内などの観光地を巡るモデルコースをつくり、観客らに紹介する。

 越前市は恒例のたけふ菊人形(福井新聞社共催)の日程を例年より繰り上げ、国体・障スポに合わせて開催する。あわら市も金津創作の森の企画展を国体・障スポ会期に実施する予定。大野市は、カヌー競技会場の隣接施設で、化石発掘が体験できる無料イベントを計画している。

 選手団や観客に対するおもてなしは、競技会場での郷土料理や特産品のふるまい、素材やデザインに地元の特色を生かした記念品配布が中心。「越前和紙の吹き流しなど伝統工芸の手作り品で競技会場を飾り付け、他の市町にも展示協力を要請する予定」(越前市)といった取り組みもあった。

 アンケートは、各市町の担当部署を対象に、3月上旬から中旬にかけて書面で行った。

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