大雪で立ち往生した国道8号の車列=2月6日、福井県坂井市丸岡町一本田中

 国土交通省は29日までに、大雪が予想される場合に、高速道路や国道などを早めに通行規制して集中的に除雪する「予防的通行止め」という仕組みを導入することを決めた。今年1〜2月の大雪で福井県坂井市からあわら市にかけての国道8号や首都高速道路のトンネルなどで多発した自動車の立ち往生対策の一環。

 大雨の場合に同様の仕組みはあるが、大雪にも適用する。来冬からの全国での実施を目指す。

 大雪時に大規模な渋滞につながる大型トラックのスリップ事故などが起きないように、国は気象情報などを分析して早期に通行止めを実施。雪が多い区間に除雪車を集中的に配置するなどして、効率的に除雪を進める。

 通行止めの区間は、運送業者にメールなどで事前に知らせ、迂回ルートの検討を促す。大雪対策ではこのほか、スリップ事故が起きやすい片側1車線の区間について、復旧作業を進めやすくするための2車線化工事に取り組む。

 福井県では2月の大雪で、国道8号線の立ち往生が6日朝、坂井市からあわら市にかけて発生。9日まで最大で1500台が巻き込まれる事態となった。

 大雪時の車の立ち往生を巡っては、福井県の西川一誠知事らが国に対策強化を求めていた。

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