福井県勝山市での恐竜化石発掘の歩みをまとめた映像資料=28日、福井県立恐竜博物館

 福井県勝山市北谷町で本格的な恐竜化石の発掘が始まってから30年を迎え、福井県立恐竜博物館(同市)は発掘当初からの歩みを分かりやすく解説した映像資料「時空を超えた旅 福井の恐竜時代」(約15分)を制作した。県内全ての小中高校にDVDを配布する予定で、国内随一の研究の地となった勝山での「発掘史」を子どもたちに触れてもらう。

 映像では1982年に同市北谷町でワニの骨格化石が見つかったことから歴史をひもといている。88年に肉食恐竜の歯化石が発見された後、89年から本格的な発掘調査が始まった様子を当時の映像を交え紹介。恐竜化石が相次ぎ発見された歴史のほか、発掘からクリーニング、骨格の復元までの作業の流れもまとめている。

 また恐竜が生息していた1億2千万年前の発掘現場の様子をコンピューターグラフィックス(CG)で再現。フクイラプトルなど少なくとも7種類の恐竜が生息していた当時をリアルな映像で解説している。

 監修に当たった薗田哲平研究員(33)は「当時の生態系に迫れる化石、研究成果が蓄積されてきていることを知ってもらえたら」と話している。映像は29日から同館視聴覚ライブラリーで見ることができる。
 

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