杉田玄白記念公立小浜病院=2015年、福井県小浜市大手町

 杉田玄白記念公立小浜病院(福井県小浜市)の50代男性内科医師=2017年11月退職=が懲戒処分された問題で、この医師が3月26日、行っていないつきまとい行為を女性看護師にしたと受け取れる記事を繰り返し掲載し名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社と記事を書いた男性記者に対し計1100万円の損害賠償などを求めて福井地裁に提訴した。

 同紙への謝罪広告の掲載やウェブサイトの記事削除なども求めている。男性医師は同日、福井市内で会見し、記事掲載の半月ほど前まで家族ぐるみで交流していたことなどを挙げ「何を根拠に記事を書かれたのか理解できない。ストーカーのレッテルを貼られ、常勤医師として医療現場に戻れない状況にされた」と訴えた。

 原告側によると、同紙は17年11月8日付福井県内版で「つきまといで処分検討」の見出しで「50代の男性幹部医師が40代女性看護師につきまとい行為を繰り返したとして処分を検討していることが7日、分かった」などと報道。その後も複数回続報を掲載した。17年3月から半年以上にわたってつきまとい行為を繰り返したとの印象を与える記載もあると訴えた。

 毎日新聞大阪本社代表室は「訴状が届いておらず、コメントを差し控える」としている。

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