国道8号・福井県敦賀市挙野-田結のバイパス整備検討

 国土交通省福井河川国道事務所は、津波浸水や土砂崩れ発生の恐れがある国道8号の福井県敦賀市田結-挙野間(約5キロ)の対策として、バイパス整備の事業化を目指し検討することを決めた。同区間を直線的に結ぶ3・8キロのルートで今後、追加調査などを進める。

 同事務所の有識者検討会が3月19日に開かれ、国道8号の同区間(約5キロ)のバイパス整備ルート案を提示。委員長の荒井克彦・福井大名誉教授らが妥当と判断した。

 同区間は急カーブが連続し、これまで土砂崩れや雪害による通行止めが相次いで発生。津波浸水が想定される区間も含まれるなど、防災面で課題があった。

 敦賀市から同県南越前町にかけての国道8号の課題解決を検討してきた有識者検討会は昨年3月、同区間を「特に対策が急がれる範囲」に決定。両市町などでつくる「国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会」が同5月、同区間の早期事業着手などを同事務所に要望していた。

 これを受け検討会は、バイパス整備に向け現地でボーリング調査などを実施。19日の会合では、提示されたバイパスのルート案について、有識者は防災面や地質、自然環境への影響、経済性などを総合的に判断し妥当と確認した。

 同事務所によると、バイパスのルート案ではトンネル整備なども検討。整備費や事業化の時期は未定としている。

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