NHK大河ドラマ「西郷どん」で橋本左内役を演じた思い出を語った俳優の風間俊介さん=25日、福井市のフェニックス・プラザ

 NHK大河ドラマ「西郷どん」で、福井藩士・橋本左内役を演じる俳優の風間俊介さん(34)を招いたトークショーが25日、福井市のフェニックス・プラザで開かれた。主人公の西郷吉之助(隆盛)の親友として重要な役どころを担う風間さんは「これまで左内をしっかりと描いた作品がなかった分、自分が演じることで偉大な人物の存在を広く知ってもらおうと責任を感じていた。今は福井をとても身近に思っている」と撮影を振り返った。

 風間さんが演じる左内は11日放送の第10回に初登場し、西郷との運命的な出会いを果たした。西郷は聡明(そうめい)な左内にほれ込み、親交を深めていく。西郷は自刃したときに左内からの手紙を携えていたとされ、2人の結び付きは今後のドラマでも重要な見どころという。

 風間さんは撮影前、福井県内に親しい知人がいる西郷役の鈴木亮平さんから「左内を演じることは福井県民の期待を一身に背負うこと」と、左内に関する書籍を贈られたエピソードを披露。「天才だった左内を演じる緊張もあったが、鈴木さんの吉之助がとても『動く』ので、自分は動かずに『静か』に演じればいいと自然と思えるようになった」と話し、鈴木さんとの掛け合いを通じて「左内像」を作り上げたことを明かした。

 「左内のイメージを崩さずにオリジナリティーを際立たせる点」に苦労したという風間さん。左内が命を落とす安政の大獄に向かってドラマが進んでいく中で「人間らしい側面も盛り込み、愛されるキャラクターになることを一番に目指した。ドラマを見て左内に興味を持ってくれる人が増えてほしい」と語った。

 トークショーは県と17市町などが連携して24日に開幕した「幕末明治福井150年博」を盛り上げようと、NHKと県が開いた。県内外から大河ファンら約1100人が詰めかけ、風間さんの話に熱心に耳を傾けた。

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