9・98スタジアムの改装イメージ図(左、福井県提供)命名権を導入した越前市AW―Iスポーツアリーナ(右上)愛称が定着している勝山市体育館ジオアリーナのコラージュ

 福井県内の公共スポーツ施設に愛称をつけたり、命名権(ネーミングライツ)を導入したりする動きが徐々に出ている。陸上の歴史的な記録誕生、恐竜渓谷にちなんだ名称のほか、地元企業名を冠して運営面で連携する自治体も。きっかけや背景は異なるが、福井国体の競技会場も目立ち、全国にアピールする機会になりそうだ。

 ■「親しみと誇り」

 「9・98スタジアムにしたい」。昨年末、西川一誠知事は陸上男子100メートルの桐生祥秀選手が日本人初の9秒台となる9秒98をマークした福井県営陸上競技場に、記録にちなんだ愛称をつける意向を示した。県は関係団体との協議を経て、9・98スタジアムと決め、改装予定と合わせて2月16日に発表した。

 ⇒【関連】「9・98スタジアム」愛称決定

 県施設の愛称は県立音楽堂のハーモニーホールふくい、県児童科学館のエンゼルランドふくい、県産業振興施設のサンドーム福井などがよく知られているが、県によると、スポーツ施設は初めて。

 県営陸上競技場は1965年の完成から半世紀以上がたち、桐生選手の偉業でメモリアル競技場として愛称がついた。福井国体のメイン会場だけに、県スポーツ保健課の細井秀之課長補佐は「大記録達成の地を全国にアピールし、大会誘致も進めたい。県民の皆さんに親しみと誇りを持ってほしい」と期待を込める。

関連記事