北陸新幹線南越駅周辺整備の提言で、福井経済同友会が示したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)のイメージ図

 提言にはIRに加え、同駅周辺に福井県立大の新学部をつくり、伝統工芸と観光経営を学べる学科を設置する案を盛り込んだ。県内企業での実習を重視した「専門職大学」の形態。伝統工芸を継承する人材やインバウンド戦略を担う人材などの育成を通し、若者の定住化や産業界への人材供給に貢献できるとした。

 同友会は今後、福井、芦原温泉、敦賀の各駅周辺整備に関する提言も順次行っていく。

 ■統合型リゾート施設(IR)とは

 コンベンション施設、ホテル、ショッピングモール、カジノ、劇場などからなる施設。売り上げの多くをカジノで稼ぎ、その他の集客施設に投資する仕組みで、シンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」などが有名。国内ではIRの基本理念を定めた「整備推進法」が2016年、議員立法で成立した。政府は今国会中にカジノの営業規制などを定める実施法案の提出を目指しており、整備箇所数や入場料を議論している。北海道や大阪府、和歌山県、長崎県などで誘致の動きがある。

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