北陸新幹線南越駅周辺整備の提言で、福井経済同友会が示したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)のイメージ図

 福井経済同友会は23日、開業を2023年春に控えた北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺整備について、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を進めるよう奈良俊幸越前市長に提言した。駅西側の約100ヘクタールの広大な農地を活用する構想で、福井県をはじめ関西、中部の観光拠点としてインバウンド(訪日外国人客)が取り込めると説明。広域的な誘客でにぎわいが創出できるとした。

 提言では、丹南地区の伝統工芸や福井の食はリピーターを引きつけるポテンシャルがあり、IRの効果として福井の弱点とされるインバウンドの取り込みが年間を通して期待できるとした。南越駅周辺は北陸自動車道武生ICや国道8号が近接する広域交通の結節点で、IRが実現すれば県内の主要観光地をはじめ金沢や岐阜、京都など広域的なオプションツアーの拠点となり、同駅の乗降客が増加すると説明。さらにIRの誘致は新たな雇用を生み、交流・定住人口の拡大につながるとした。

 IRは自治体が国に申請し、国が認定した区域に設置できる。同友会によると、国の1次公認(2~6程度の自治体)によるIR開業は、最速で23年ごろという。越前市役所で同日会見した林正博代表幹事(福井銀行頭取)は、IR構想について「経済効果のインパクトがある」と述べ、県や地元住民の理解、機運の盛り上がりに期待を寄せた。

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