学校の中庭にしだれ桜を植樹する生徒ら=22日、福井県鯖江市東陽中

 福井県鯖江市東陽中の生徒たちが校区内を桜で彩る地域活性化プロジェクトを企画。来年秋までに地元の小学校や公民館などに計200本を植える計画で、スタートを記念し22日、同校中庭にしだれ桜1本を植樹した。

 同校では総合的な学習の一環として昨年5月、1年生111人を対象に古里への愛着や魅力について尋ねるアンケートを実施。「自分のまちが好き」との回答が9割以上あり、1年生の生徒が自ら地域のために何ができるかを考え、実践していくことになった。

 同10月には鯖江市で活動する地域おこし協力隊の木村共宏さん(45)を招き、まちづくりに関する授業を受けた。成果が長期的に残る活動こそ重要だと感じた生徒たちが選んだのが、校区内を市木の桜で彩る計画だった。

 植える場所は地元の区長らから聞き取りして選定。来年秋までに校区内の4小学校や片上、中河の両公民館などにソメイヨシノやしだれ桜を植える予定で、桜は木村さんが提供する。今後、学校全体の取り組みとして継続的に植樹を続けていくことも見据えている。

 植樹式では生徒代表2人と牧野百男市長、丸山繁喜校長が中庭に高さ約4メートルのしだれ桜を植え、根元にスコップで土をかぶせていった。生徒代表の田中晴さん(13)は「桜には校区がもっと明るくなってほしいとの思いがこもっている。今後も地域に密着したプロジェクトに取り組んでいきたい」と決意を述べた。牧野市長も「君たちこそ鯖江市の将来を担っていくかけがえのない宝。大人になってもずっと鯖江に思いをはせてほしい」と期待の言葉をかけた。

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