選手による実演などがあったクライミング施設の落成式=21日、福井県池田町菅生の農村de合宿キャンプセンター

 福井県池田町菅生の「農村de合宿キャンプセンター」体育館にクライミングウォールが完成し21日、落成式が行われた。リード、ボルダリング、スピードの3種類のウォールと宿泊設備を備えた屋内施設は日本初という。

 福井しあわせ元気国体の山岳競技が池田小中学校で開かれるのを契機に同町が整備、3月上旬に完成した。クライミング教室の開催、町内施設と連携した修学旅行や観光客の利用強化、地元選手の育成をはじめ東京五輪など日本代表の合宿誘致を目指す。工事費は県の補助金や過疎債を活用し4404万円。

 同町によると、スピードウォールの設置は北陸地方で初めて。リード用は体育館の壁と天井をぐるりと覆うように取り付けられ、最大傾斜125度。全国的に総延長15メートルが多く、17・9メートルあるこの施設は珍しいという。ボルダリング用は高さ4・8メートル、幅18メートル、最大傾斜125度。

 落成式には約100人が出席。杉本博文町長は「クライミング選手や地域住民に利用され、観光促進にも生かせるよう、慎重かつ積極的に運用したい」とあいさつした。

 その後、廣重幸紀選手(福井大4年)がスピード、直井友希(武生高1年)と花村樹(足羽高1年)の両選手がリード競技を実演。本年度の日本学生スポーツクライミング個人選手権大会で総合優勝した廣重選手が自己ベストの13秒01をたたき出すと、会場から大きな拍手が送られた。

 廣重選手は「リードウォールは距離も傾斜もあって体幹を鍛えられるし、東京五輪に向けてスピードの練習もできる。まんべんなくトレーニングでき、次世代の選手を育成するのにもとても良い施設だと思う」と話していた。

 当面は専門用具を持参できる団体の貸し切り利用のみ受け入れる(要予約)。今年6月をめどにボルダリングの一般利用を始める。問い合わせは同センター=電話0778(44)6181。

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