東京大学、京都大学の福井県内高校合格者数

 国公立大の2018年度入試で、東京大推薦入試と京都大特色入試に福井県内から計3人が初めて合格した。両入試は、学力だけでなく卓越した能力、極めて強い学ぶ意欲などを多面的に評価するために、両大が16年度から一般入試とは別に導入したもので、県内の教育関係者は「志を持ち高い目標に向け努力した結果」と評価している。

 県教委などによると、東大推薦入試の合格は藤島高からの受験生、京大特色入試の合格者は藤島高と福井商業高からの受験生。

 福井商業高によると、同校から京都大への進学は初めてで、合格者は昨年卒業した男子。11・4倍の狭き門を突破し、理学部に合格した。

 担任だった堀部昌宏教諭は、合格した男子は円周率を300桁まで暗記するなど「入学当初から数学に関し特異な才能を持っていた」と話す。独学で物理や化学も習得したという。特色入試では、数学の試験と面接に加え、大学入試センター試験で京大が設定した得点をクリアした。堀部教諭は「新しい道を切り開いたといえる。高い志を持った生徒が今後も続いてくれたら」と期待している。

 また、県教委などによると、推薦、特色入試と18年度一般入試で福井県内から東大には県立3校の現役5人、既卒者5人の計10人が合格。京大には県立2校と私立1校の現役12人、既卒者6人が合格した。いずれも3月14日時点での把握分。東大は前年同期と同数で、京大は13人減だった。両大学以外の難関国立大合格者数は前年度に比べ微増し、地元大の合格者数は横ばいという。

 生徒が主体的に進路を選択できるよう個別指導や面談を重ねた高志高の平松正尚校長は、専門学校や就職なども含め、それぞれが選んだ分野で「高校で学んだことを生かし、異なる価値観を持つ仲間と協働しながら、社会で活用できる確かな知識や技術を身に付けてほしい」と話している。

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