駅名が4カ国で表示されている福井鉄道福井駅停留場の看板。右上にはナンバリングが施されている=福井市中央1丁目

 えち鉄の豊北景一社長は「訪日外国人客に快適に利用してもらうため、ハードとソフト両面で行政などと計画的に環境整備を進めたい」とした上で「広域周遊を促すニーズに合った観光地づくりが大切になる」と述べる。福鉄の村田治夫社長も「『乗って楽しい電車、降りて楽しいまちづくり』が大事。交通事業者としてサービス向上に努めるとともに、行政などと訪日外国人客に対応したまちづくりに取り組みたい」と語る。

 京福バスと福鉄バスも対応を強化していく方針だ。京福バスは、坂井市の東尋坊や永平寺町の大本山永平寺、JR福井駅西口バスターミナルなど訪日外国人客の利用が多いバス停で英語表記を取り入れている。こうした場所への到着を知らせる車内の音声案内も英語で流している。

 タクシー業界でも取り組みが進む。県タクシー協会は会話の定型文を日本語と英語で記した「指さしシート」を国や県と作り、約千台の運転手に活用してもらっている。

 県は、こうした交通事業者の取り組み支援のほか、「宿泊施設などにも外国語での対応を働き掛け、おもてなしの体制づくりを進めたい」(県広域誘客課)としている。

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