アテンダントのタブレットに入っている訪日外国人客向けの質疑応答集=福井市松本上町のえちぜん鉄道本社

 北陸新幹線などで福井県内を訪れるインバウンド(訪日外国人客)に、地域鉄道やバス、タクシーの2次交通で快適に観光地や目的地に移動してもらうための環境整備が進んでいる。このうち、えちぜん鉄道は、アテンダント(客室乗務員)がタブレットを携帯して乗り降りや乗り換えなどの質問に迅速対応。ハード面でも、えち鉄と福鉄は訪日外国人客がひと目で分かる駅名看板の改善に取り組んでいる。

 えち鉄アテンダントのタブレットには、多言語の翻訳アプリがダウンロードされている。外国人から問い合わせがあったり、困った様子を見かけたりした場合、タブレットに外国語で質問を入力してもらう。その後、アテンダントは日本語で回答を打ち込み、外国語に翻訳された画面上の文章でやりとりしている。日本民営鉄道協会が作成した▽英語▽中国語▽韓国語▽タイ語―の質疑応答集もタブレットの中に入っている。

 アテンダントの細川百合さんは「外国人のお客さまが迷うことなく目的地に到着できるよう、おもてなしの心で接客に努めたい」と述べる。

 福鉄にはアテンダントがいないため、次の停車駅を案内する車内ディスプレーを▽日本語▽英語▽中国語▽韓国語―で表示している。

 えち鉄と福鉄はこのほか、社名のアルファベット頭文字と駅・停留場の番号を輪の中に記す「駅ナンバリング」を昨年3月、駅名看板に導入した。今後も分かりやすいデザインで多言語対応の駅名看板を増やすことにしている。

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