全長約180メートルのRORO船「ひだか」。160台のトレーラーと50台の乗用車が積載できる=9日午後10時45分ごろ、福井県敦賀市

 同社の担当者は「新航路は国内のどの船会社も運航しておらず、日本海の西側のミッシングリンクを埋める。同一港湾で貨物をスイッチして九州と北海道を結ぶ航路は現在なく、開設すれば利便性は一層高まる。大地震や津波など太平洋側災害時の事業継続計画(BCP)の観点でも重要な役割を果たす」と話している。

 同社の定期RORO船は敦賀-苫小牧、常陸(ひたち)那珂(なか)(茨城県)-苫小牧、東京-大阪-那覇(沖縄県)の3航路を運航。新規航路は、2002年6月の敦賀-苫小牧以来となる。敦賀―苫小牧は15年に新造船を導入し、積載量を約3割アップ。敦賀港での貨物取扱量は右肩上がりで、昨年は前年比5・3%増の158万3761トンとなっている。

■RORO船

 「ロールオン・ロールオフ船」の略。船体と岸壁を結ぶ出入路「ランプウエー」を備え、貨物を積んだトレーラーやトラックが自走でそのまま乗降できる貨物船で、コンテナ船より荷役時間が短くて済む。直行便が基本で定時性が高いのが特徴。敦賀港では北海道・苫小牧港と結ぶ内航RORO船、韓国・釜山(プサン)港とつなぐ国際定期RORO船が運航している。

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