海岸近くに姿を見せるイルカ=11日、福井県美浜町坂尻

 福井県美浜町坂尻のドライブイン若狭海遊バザール「千鳥苑」の裏の海岸で2月初めごろからイルカ1頭が姿を見せ、観光客の人気を集めている。砂浜の海岸のそばで背びれを見せたり、潜ったりしている。

 千鳥苑によると、イルカがいるのは消波ブロックの内側の坂尻海水浴場の海。2月6日に初めて確認し、同苑のブログで発信した。天気の良い日は特によく見ることができるという。

 同苑は屋内からガラス越しに海を見渡すことができ、イルカは観光客の昼食時に現れることもあるという。11日昼には海岸線から10メートルほど沖を泳ぎ、時折3分の1ほど海面から姿を見せていた。

 砂浜でスマートフォンを手にしていた名古屋市の主婦(53)は「ご飯を食べているときにバスガイドさんに言われて海岸に出てきた」と話し、イルカを熱心に撮影。同市の会社員(68)は「カニの食べ放題ツアーで来た。野生のイルカがみれると思わなかった」と驚いていた。

 イルカの写真を見た越前松島水族館(福井県坂井市)の松原亮一展示課長は「バンドウイルカか、ミナミバンドウイルカのどちらかだろう。バンドウイルカなら福井県の沿岸で毎年、2月から夏前ぐらいまで確認されている」と説明。1頭だけいることについて「通常は数頭か数十頭でいるので、群れから外れたのだろう。驚かせないで見守ってほしい」と話している。

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