拉致問題解決を願う署名簿を加藤勝信担当相(左)に手渡す地村保志さん=12日、内閣府

 福井県小浜市の拉致被害者、地村保志さん(62)や救う会福井は12日、内閣府で加藤勝信拉致問題担当相と面会し、拉致解決を求める要望書や署名簿を手渡した。加藤氏は「(被害者家族の高齢化が進み)時間がないという強い切迫感をしっかり共有し、全力で取り組む」と述べた。地村さんが加藤氏に拉致の解決を求めるのは初めて。

 要望書は▽今年中の全面解決に向けた最大限の努力▽残された拉致被害者等の安全確保▽特定失踪者等の真相究明―など5項目。

 救う会福井の森本信二会長は「(4月予定の)日米首脳会談では、拉致問題の解決をトランプ米大統領に要望するよう、大臣からも強くお願いしてほしい」と述べ、同会顧問の松崎晃治小浜市長も「拉致が取り残されることがないように」と強く求めた。

 続いて地村さんが「拉致問題を風化させてはならないという思いで署名活動をしてきた。よろしくお願いします」と、昨年6月から福井県内で集まった3010人分の署名簿を手渡した。

 加藤氏は「拉致に対する強い怒り、強い決意が織り込まれた思いをしっかり受け止める。特定失踪者も含め、全ての拉致被害者の帰国に向けて全力で取り組む」と応えた。

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