音を頼りにプレーするSTTの練習に取り組む選手=福井市の県視覚障害者福祉協会地域活動支援センターわいわい

 全国障害者スポーツ大会個人競技の卓球は、一般に行われている卓球と、音を頼りに競技を行うサウンドテーブルテニス(STT)がある。

 STTは、視覚障害のある選手(視力が0~0・03、視野5度以内)が出場する。金属球が四つ入った卓球ボールを使い、打球音が分かるようにラバーのないラケットで打ち、ネットの下にボールを転がしてのラリーとなる。

 視力差をなくすため、選手はアイマスクを着けて競技する。男女別に1部(39歳以下)と2部(40歳以上)に分かれて、1ゲーム11点、5ゲームマッチのリーグ戦で競う。

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 卓球台は、平らで継ぎ目のない専用台を使う。大きさは一般の卓球台と同じだが、球が落ちないようコートのサイドとエンドには高さ1・5センチの木製フレームがある。エンドの外側中央には突起物があり、センターの位置が触って分かるようになっている。

 主審が「プレー」のコールをした後、サーブする選手は10秒以内に台の上にボールを静止させ「行きます」と声を掛ける。相手選手が5秒以内に返事した後、さらに5秒以内に打たなければならない。この発声でお互いの立ち位置を把握し、打球コースを狙う。

 聴覚に集中できるよう会場は静かさが保たれ、張り詰めた雰囲気となる。ラケットの角度は60度以上起こし、明確な打球音がしなかったり転がるボールよりも大きな打球音を出したりすると相手の得点になる。

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 福井元気大会に向けた県認定の「チームふくいアスリート」のSTT選手は男女6人。練習では、狙ったコースへサーブやリターンを正確に打てるよう腕を磨いている。2016年の岩手大会では源喜代志選手(坂井市)が、17年愛媛大会では竹村壽一選手(あわら市)が金メダルを獲得した。

 選手指導に当たり、審判も務める県レディース卓球連盟の形谷礼子理事(69)は「福井大会も優勝レベル」と期待する。審判員も全国水準へレベルアップに努めている。

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