企業として学生に持っていてほしい資質は

 福井の仕事や企業の魅力を伝え福井県内で働く若者を増やそうと、福井型「新採用学」の研究を進めている福井大地域創生教育研究センターは、県内企業を対象にアンケートを実施した。企業が学生に求める資質は「コミュニケーション能力」がトップで、採用活動ではインターンシップ重視の傾向が強まっていることが分かった。

 ⇒選考で重要視する採用基準は

 昨年12月に223社にアンケートし、製造業、IT関連企業、卸売業・小売業、官公庁など53社から回答があった(回答率23・8%)。設問はいずれも複数回答。

 「企業として学生に持っていてほしい資質」は「コミュニケーション」が77・4%で最多となった。2位は「責任感」(54・7%)で、3位は「学習欲」と「ポジティブ」(共に45・3%)だった。コミュニケーションは全業種を通じ、必要だとする企業が多かった。

 「学生を選考する際に重要視する採用基準は」という設問でも「コミュニケーション能力」が67・9%で1位だった。「主体性」(49・1%)、「チャレンジ精神」と「誠実性」(共に26・4%)が続いた。

 「採用活動で重要と思われる採用方法」は「自社セミナー・説明会」(62・3%)に次いで「インターンシップ」(49・1%)が2位に入った。「2019年春の採用で特に注力したい採用方法」では「体験型インターンシップの受け入れ」が43・4%で最多となった。同センターによるとインターンシップ重視の流れはここ1、2年で加速しているという。

 同センターは県の協力を得て17~19年度の3カ年で福井型「新採用学」の研究を進めており、吉田史朗特命教授は「アンケート結果を踏まえ、福井の企業が求めるコミュニケーション能力とは一体何か、といったことを今後、深掘りしていく」と話した。研究を通し「県内の大学から福井の企業への就職率を10%高める」などの目標を掲げている。

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