福井国体・障スポ期間中、駐車場として利用される社中のグラウンド。奥には福井運動公園が見える=7日、福井市若杉4丁目

 福井国体期間中は、校庭はお休み-。今秋開催される福井国体・全国障害者スポーツ大会(障スポ)期間中、福井県と福井市の大会実行委員会は、メイン会場の福井運動公園(同市)に近い同市社北小、社西小、社中、道守高のグラウンドを最大1カ月、臨時駐車場として利用する。期間中、各校の体育は体育館での授業のみとなる。県実行委は「メイン会場周辺にまとまった駐車場はなく、協力をお願いしたい」としている。

 県国体推進局施設調整課によると、グラウンドの駐車場活用は国体開会式3日前の9月26日から10月17日ごろまでの約3週間。グラウンドが傷んだ場合の補修を勘案し最大1カ月間と想定している。両大会の開閉会式来場者のほか、陸上、バスケットボールなど運動公園内で実施する各競技の関係者や物販業者らに供する。

 国体開会式は乗用車約1200台、バス400~500台を想定しており、各小学校には約300台、社中には約450台分、それぞれ乗用車用スペースを確保する計画。道守高にはバス約100台をとめる。このほか科学技術高は強度不足のためグラウンドは利用しないが、それ以外の場所に約200台の駐車を見込んでいる。

 県と市は2014年5月から協議を始め、16年3月の県実行委の常任委員会で各校グラウンドの駐車場活用を決定。同8月の総会で承認された。

 中学、高校の部活動は、近くの公園などを利用する。各学校には通知済みで、学校から保護者へは近く通知、説明する。地元児童の30代の女性保護者は、「子どもが外で体育できないのはかわいそうな部分はあるが、駐車場が足りないなら協力は仕方ない」と話す。

 同課によると、街中の既存施設を活用する大会では駐車場が不足する傾向があり、2年前の岩手国体でも学校グラウンドを臨時駐車場として活用するなど、先催県でも例はあるとした。小杉敏明課長は「混雑対策を含め地元の協力なくして大会は成功できない。50年に一度の大イベントなので、どうかご理解いただけたら」と話している。

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