雪で立ち往生する福井鉄道のフクラム=1月12日、福井市中央1丁目

 終了後、ベテラン議員の一人は「フクラムはお年寄りや体の不自由な人が利用しやすく、まちづくりの観点でも重要」と強調。大森氏の発言について「フクラムが駄目だったのではなく、車両の運用や除雪の仕方に問題があった。富山市の富山地方鉄道のように軌道部分と道路を最初から丸ごと除雪すればよく、大雪の場合は床の高い車両を使えばいい」とし、「市民の怒りを代弁したかったのだろうが、議員として冷静な視点が必要だ」と苦言を呈した。

 6日の委員会冒頭、斉藤新緑委員長(県会自民党)が「大森氏から一部の発言を取り消したい旨の申し出があったので、取り消しを許可する」と報告。大森氏は福井新聞の取材に「バリアフリーやまちづくりの観点でフクラムの重要性は強く認識しており、雪に強い電車になってほしいとの思いで発言した。誤解を招く表現だった。必要があれば関係者に謝罪に行きたい」と述べた。

 フクラムは▽オレンジ色▽青色▽緑色▽さくら色―の4種類で、いずれも3両1編成の定員155人。近未来的フォルムが高く評価され、2014年に鉄道友の会のローレル賞に輝いた。えち鉄も相互乗り入れ便の運行開始に合わせて16年3月に低床車両キーボを導入した。雪国では富山地鉄や富山ライトレール、富山県の高岡市と射水市をつなぐ万葉線、北海道の札幌市電で低床車両が走っている。

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