福井県小浜市の市議会(定数18・欠員1)の3月定例会の一般質問は、質問者が最近約10年で最少の4人にとどまり、14日の1日間だけとなった。市幹部からは「拍子抜けした」といった声も漏れている。

 市議会事務局によると、発言通告は1日に締め切られ、今回は保守系会派の誠友会3人、無所属1人の計4人。定数18となった2007年以降で最少となった。質疑の持ち時間は一人当たり1時間。当初14、15の両日を予定していたが、初日で終わる公算となった。

 最近の3月定例会でみると16年は8人、17年は7人。ある市幹部は「新年度の当初予算案を提案した3月定例会なのに、拍子抜けした」と漏らし、別の幹部は「市議への政策アピールが不十分なのだろうか」と複雑な表情。「答弁書を作成する作業が減る」と苦笑いする幹部もいる。

 同市議会では、複数の市議で構成する会派は誠友会(12人)のみで、代表質問は行っていない。議長は一般質問できないほか、副議長と監査委員の市議1人は一般質問しない慣例という。

 今回質問しない市議の1人は「質問者が10人前後になる定例会もあり、今回たまたま4人だった」と説明。別のベテラン市議は「一般質問の前に行う委員会では十分に審議しているし、年間を通して市議会活動を見てもらいたい」とする一方で「質問はあくまで個人の判断だが、何らかの調整が必要かも」とも話す。下中雅之議長は「各委員会では活発に議論されており、各議員のやる気がないわけではないと思う」と説明している。

 一般質問は14日午前10時から。発言通告書によると当初予算案をはじめ、新幹線開業を見据えたまちづくり、人口減少対策、除雪体制、雇用問題、拉致問題への取り組みなどが項目に挙がっている。

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