外国人延べ宿泊者数の推移

 観光庁は2月28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数は前年比12・4%増の推計7800万人(速報値)で、過去最多を更新したと発表した。三大都市圏を除く地方が全体の40・9%を占め、伸び率も三大都市圏を上回る15・8%だった。格安航空会社(LCC)などの発着が増えた東北や九州を中心に好調だった。

 都道府県別の宿泊者数は、東京がトップの1903万人で、大阪1171万人、北海道743万人、京都559万人、沖縄460万人と続いた。

 伸び率でみると、青森の60・3%が最も高く、大分59・3%、佐賀51・9%、熊本51・7%の順。いずれも中国や韓国のLCCなどの増便が寄与した。2回目以降の訪日で東京、京都、大阪といった「ゴールデンルート」以外の地域を訪ねる客が増えたことも要因とみられる。

 福井は25・9%増の6万8430人と全国46番目で、最下位だった前年から一つ順位を上げた。福井県広域誘客課は、大本山永平寺(永平寺町)をはじめとした「ZEN」ブランドの発信などが一定程度の効果として表れたとみる。ただ「決して多い数字ではない。一層の誘客に努めたい」と説明し、18年度の県当初予算案では台湾での営業活動窓口設置などの事業を打ち出している。47位は島根で4万9770人だった。

 国・地域別では、中国が1732万人、台湾1124万人、韓国1093万人など。韓国と香港からの客の宿泊先は大阪が最も多かった。北海道はマレーシアからの客の宿泊先で1位になるなど、アジアで人気だった。欧米の客は東京に次ぎ京都への宿泊が多かった。

 日本人客も含めた客室稼働率は全国平均60・8%で前年比1・1%の増。大阪(83・1%)が最も高く、東京(80・1%)、福岡(72・7%)、愛知(71・5%)が続いた。

 同時に発表した17年の日本人の延べ宿泊者数は前年比0・7%減の推計4億2019万人(速報値)。観光庁は「秋の大型連休が台風に見舞われた影響があった」としている。

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