スキー距離の成年男子Aで4位に入った宇田崇二=新潟県の赤倉観光リゾートクロスカントリーコース

スキー距離の成年男子Bで4位入賞した宇田峻也

 第73回国民体育大会冬季大会スキー競技会「にいがた妙高はね馬国体」第2日は26日、新潟県妙高市で行われた。距離は、成年男子A(10キロクラシカル)の宇田崇二(福井県体協)、兄で同B(10キロクラシカル)の宇田峻也(福井県体協)がそれぞれ4位入賞した。

 アルペンの大回転は、成年男子Aの宮崎円(福井県体協)、成年女子Aの渡邉歩実(同)がともに10位、成年男子Bは山本幸臣(和泉中教)の13位が最高で、福井県勢の入賞はならなかった。

 ■最後は意地、満足の4位  宇田崇二

 成年男子Aの宇田崇二(福井県体協)は4位入賞。3連覇こそ逃したが「満足できるレースができた」とすがすがしかった。

 5キロのコースを2周するレース。崇二は1周目を、トップと約14秒差の4位で通過。順調な滑り出しに見えたが「勢いよく走ってしまった」。後半の上り坂でワックスの利きが悪く苦戦したのも響き、残り2キロで体力の限界がきて、最後は意地で滑り切った。

 平昌五輪出場を狙ったが昨年11月、早々に代表レースから脱落。練習に手がつかないほど落ち込んだが、兄弟らの頑張る姿に奮起した。

 「3連覇できればよかったですけど、もう走りたくねぇと思えるほどゴールまで押し込めた。満足です」とにこやかに振り返った。

 一方、同種目に出場した弟の彬人(早大)は17位に沈んだ。今季ナショナルメンバーに選ばれたが、シーズンに入ると思うようなレースができなかった。初めてのスランプ。「入賞したかった」と悔しさをのぞかせ、最終日のリレーでの雪辱を誓った。

 ■狙い通り納得の4位 宇田峻也

 「最低限の結果は残せた」。成年男子Bで4位入賞した宇田峻也(福井県体協)は、狙い通りの順位に納得顔だった。

 序盤はリラックスしてレースに入った。順調にラップを刻み、前半タイムは3位。自身より後にスタートした優勝のレンティング陽(長野)、準優勝の成瀬開地(岐阜)の強力なライバルに追い抜かれることは想定内だった。

 ただ「(雪面をとらえてキックする)グリップの効きが甘くて、ついていくことができなかった」と悔やんだ。後半2周目の上り坂には疲労から「がくっときた」。スキーが滑り、雪を蹴れない。体全体を使って前へ推し進めるしかなかった。

 昨年は準優勝。ライバルたちに「今まで勝てていない」と力の差を認めた一方で「3~5位に入れればいいと思っていた」と笑顔を見せる。

 父親の宇田監督は「上り用ワックスの利きが悪い中、よく走り切った」と健闘をたたえた。

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