フェイスブックの「福井 災害情報」のページ

 「今、あなたのいる状況が情報です。どんどんお願いします。みんなが助かります」。10日昼すぎ、会員制交流サイト(SNS)フェイスブック(FB)に「福井 災害情報」という「グループ」が立ち上がった。5日から降り続いた雪はいったん峠を越えたものの、除雪は追いつかず物流は滞り、ガソリンスタンドでは供給できない店が続出するなど、生活の混乱は続いていた。

 「福井市○地区×丁目の市道、除雪車入っていません」「△△のガソリンスタンド、燃料あります」「国道8号、激コミ」…。呼びかけに応じ、グループ上は瞬く間に投稿であふれかえった。

 グループを立ち上げた管理人の横田ヒロさん(59)=福井市=は「大雪直後からネット上には『情報が少ない』という声が多くあった。行政やマスコミの情報だけでなく、大勢の人間が目の前で起こっていることを書き込めば安心につながると考えた」と話す。

 グループは、FBユーザーなら誰でも参加できる交流の場。横田さんのFBの「友達」約400人に呼びかけてスタートしたが、15日までに「メンバー」は8300人に上った。

 同市で老人ホームを運営する林智之さん(43)もグループの情報を活用した1人だ。要支援・要介護者を病院などへ送迎する介護タクシーを運行しており、渋滞情報は役立ったという。「災害時に詳細でリアルタイムの状況が分かるSNSの力は大きい」と感じている。

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