投稿動画の一場面。雪捨て場に困っている現状を伝えるカズさん(カズさん提供)

 「大変さがリアルに伝わってきた。頑張って」「まだまだ福井は大変」―。福井県内在住のユーチューバー、カズ(本名勝村和央)さん(34)が投稿した、大雪に見舞われた福井市の状況を伝える動画が反響を呼んでいる。共感した全国の視聴者から、同市をはじめ県内各自治体にふるさと納税が続々と寄せられている。カズさんは「少しでも福井の助けになれば」と話している。

 カズさんは2010年から動画投稿サイト「ユーチューブ」で動画を公開。カズさんのチャンネルの登録者は133万人を超える。今回の大雪では県外にいて、まず福井に帰るまでに苦労したという。

 生活道路の除雪が追い付いていない13日の福井市の様子を約12分の動画にまとめ、15日に公開した。タイトルは「テレビで報道されなくなった福井のいま。」。圧雪で埋まった裏路地や客足が途絶えた飲食店の苦労、多額の除雪費用が各自治体の負担となっていることなどを伝えている。22日までの再生回数は55万回を超えた。最後に大雪支援のふるさと納税を紹介しており、自身も10万円を寄付した。

 13日以降、福井市には「カズさんの動画を見ました。自分にも何か出来ないかと思いバイト代の一部を寄付します」「自分も飲食店を経営しているので協力します」などと、寄付金と応援メッセージが相次いでいる。中には高校生もいて「5千円しか寄付できないけど、除雪している方頑張ってください」と温かいメッセージも添えられていた。

 市まち未来創造室によると、動画が公開されてから21日までに306件の寄付があり、少なくともうち24件が動画の視聴者だった。

 カズさんは「福井が報道される機会が減ってきていて、除雪費用に力添えできればと思って投稿した。福井と全く関係のない高校生まで寄付してくれるなんてすごいこと」と協力者に感謝。「福井を知ってもらうきっかけにもなればうれしい」と話している。

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