中断している敦賀3、4号機の増設予定地。日本原電は美浜3号機の安全対策工事のための資材置き場として関西電力に貸す1年間の契約を結んだ=福井県敦賀市明神町

 関電は骨材を原則4~10月に九州、中国地方から海上輸送し、敦賀3、4号機予定地と美浜原発に搬入。冬期は海上輸送できないため、3、4号機予定地から陸送で同原発まで運搬する予定。陸送は10トントラックで1日100台程度になるとしている。

 敦賀3、4号機は改良型PWR(加圧水型軽水炉)で出力各153・8万キロワットの計画。04年に増設の原子炉設置変更許可を申請し、準備工事に入って敷地造成などを終えたが、11年の福島事故で国の審査が中断した。原電は増設工事を再開したい考えだが、政府がエネルギー基本計画の見直しで新増設を明記することが前提。さらに新規制基準に合わせた設計見直しや補正申請が必要となっている。

 3、4号機予定地を資材置き場として関電に貸すことについて、原電の関係者は「同じ原子力事業者の発電所の安全対策に協力するのは重要。当社としては敦賀2号機の審査を優先しており、現時点で3、4号機増設に動きはないため用地を貸しても増設計画に支障はない」としている。

 美浜3号機は16年11月、原子力規制委員会が運転延長を認可。安全対策工事は20年1月に完了予定で、原子炉起動を2月中旬、営業運転を3月下旬とする工程を示している。

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