風を読み標的に狙いを定める選手ら=福井市の県立アーチェリーセンター

 全国障害者スポーツ大会個人競技のアーチェリーは、弓の先端が逆反りしたリカーブ部門と、先端に滑車があり小さい力で矢を引くことができるコンパウンド部門がある。リカーブ部門は障害の種類により8区分に分かれ、性別、年齢別で競う。コンパウンドは2区分、男女別で争う。

 選手は2分以内に3本の矢を射る。このサイクルを1エンドといい、1エンドごとに採点を行う。12エンドを1ラウンドとし、2ラウンド計72射の合計得点を競い合う。

 それぞれの部門では、30メートルと50メートル先の標的を射るラウンドを1回ずつ行う「30・50メートルラウンド」種目と、30メートル先の標的を2ラウンド行う「30メートルダブルラウンド」種目がある。

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 標的の大きさは直径80センチ。5色に色分けされ、中心の10点から0点まで10段階ある。中心の円は直径8センチ、地面から高さ130センチと規定されている。

 フォームは、矢とひじが地面と水平になるよう引くのが基本で、ふらつかないよう下半身を安定させる。弦が衣類に触れることを防ぐガードやプロテクター類を身に着ける。車いすの競技者は、足やフットレストを地面につけてはならない。

 屋外競技のため、好成績を挙げるには天候に左右されない練習量が求められる。弓を硬くするほど矢のスピードは増し風雨に強くなるものの、体力が必要となる。

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 今秋の福井大会に向けた県認定の「チームふくいアスリート」のアーチェリー選手は男子5人。週1回の練習では100本ほど撃ち込む。

 競技歴約30年の宝居和夫さん=福井市=は「標的の真ん中に当たると気持ちがいい」と魅力を話し「矢を放つ瞬間、ポンと抜けるような感覚があるから分かるんだ」。上達するには「ただ射るだけではだめ。肩が上がってるとか、自分では気付かない点を他の選手からアドバイスしてもらわないと」と話す。

 監督の窪田隆弘さん=鯖江市=は本番に向け「1人でも多くメダルを獲得してほしい」と期待。弓の重さは約2~3キロ、競技は3時間にもなるため、自宅で素引きや筋トレなどを促している。

福井市
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