馬術総合優勝に向け、練習する吉村英喜(右)と政兼実佳=昨年11月28日、福井市の福井ホースパーク

上田瑠威(右)と中込樹(左)

 ただ、競技特性上、難しいのは馬を成年男女、少年が共有し、調整のため「少年ばかりには乗せられない」と吉村理事長。県外合宿でスーパーアドバイザーの指導を受け、今年は会場の御殿場市を中心に遠征計画を立ててスキルアップを図る考えだ。

 1巡目福井国体では、吉村理事長が馬場馬術で優勝を果たし、福井の男女総合優勝に貢献。閉会式で栄光の天皇杯を受け取った。今回は吉村英喜、政兼実佳と親子で挑む地元国体となる。66歳の吉村理事長は「一年一年の積み重ねでここまできた。幸せなこと」と話し、50年前の再現へ意欲をみなぎらせている。

 ■少年期待の二枚看板 福井工大福井高 中込樹、上田瑠威

 馬術少年期待の二枚看板と言える。ともに福井工大福井高2年の上田瑠威、中込樹は福井国体を見据え、県外から来た境遇も同じだ。上田が障害飛越、中込は馬場馬術で国体連続入賞を遂げ、今年は大舞台でのさらなる飛躍を誓う。

 和歌山県出身の上田は小学6年で馬術を始めた。中学3年のときに出場した和歌山国体から3年連続で入賞している。愛馬はエイプリルズパラント。「助けてもらってばかり。頼りになるパートナー」と信頼を寄せる。和歌山、福井と「自身2度目の地元国体」にかける思いも強い。

 東京都出身の中込は、両親の影響で6歳から乗馬を始めた。福井工大馬術部出身の父の勧めもあり、福井行きを決めた。2016年岩手国体7位、17年愛媛国体4位入賞にも「馬のおかげ」と謙虚に語る。福井国体では「昨年の自分を超えて福井県の優勝に貢献する」と目標は明快だ。

 50年ぶりの馬術総合優勝に向け鍵を握る少年。伸び盛りの2人は「引っ張っていきたい」とそろって頼もしい言葉を口にした。

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