運行を再開したJR越美北線=20日午前6時40分ごろ、福井県大野市の越前大野駅

 JR西日本は20日、大雪の影響で全区間運転を見合わせていた越美北線の福井-越前大野間で運行を再開した。15日ぶりの運行に利用客はほっとした表情をみせていた。ただ、越前大野-九頭竜湖間は線路上に積雪が残っており、再開の見通しが立っていない。

 福井県大野市の越前大野駅では、朝もやが立ちこめる中、午前6時46分発の列車に市民ら約50人が乗車した。運休中、家族の車とえちぜん鉄道で通学していた高校1年の足立俊輔さんは「日常に戻れてうれしい」と喜んだ。

 福井駅近くの会社へ車で通勤するなどしたという金森吉生さん(31)は「駐車場探しに苦労した。久しぶりにゆっくり通勤できる」と列車に乗り込んだ。一方で「再開してありがたいが、もう少し早く復旧してほしかった」(48歳男性会社員)といった注文も聞かれた。

 越前大野-九頭竜湖間では、この日もロータリー車による除雪作業が行われたが、再開時期は未定。越前大野駅の大谷正直駅長(59)は「いつも乗車されるお客さまの顔を見て安心した。いち早い復旧を目指したい」と話した。五六豪雪があった1981年は全線再開まで41日かかった。

 路線バスも復旧が進んでいる。京福バスは21日に新たに22系統を再開し、全71系統のうち竹田線、丸岡深夜バスを除く69系統が運行する。ダイヤ、ルートも一部を除いて通常通りという。福鉄バスは21日から赤十字病院線を再開し、嶺北の全10路線が運行する。

 
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