福井県内2人目となるJFAアカデミー福島に合格した野田隼太郎君=福井市明新小体育館

 福井市のサッカークラブ、明新ジュニアフットボールクラブのMF野田隼太郎君(市立明新小6年)がこのほど、日本サッカー協会(JFA)のエリート教育機関、JFAアカデミー福島に合格した。福井県からの合格はJ2ファジアーノ岡山の下口稚葉選手以来、7年ぶり2人目。4月から静岡県で技を磨く野田君は「日本代表としてワールドカップに出場できる選手になりたい」と目を輝かせている。

 野田君は兄の影響で小学1年生の時、サッカーを始めた。運動能力が高く、正確なパス、ドリブルが武器。的確な判断力を持ち、チームでは司令塔的存在。クラブの広橋正司監督(54)は「1年生のときから吸収力が高く、覚えがすごく早い。頭も体も柔らかく、県内では間違いなくトップクラスの選手」と評価する。

 「高いレベルでサッカーがしたい」とアカデミー福島の受験を決意。野田君は本年度の「JFAフットボールフューチャープログラムトレセン研修会U―12(12歳以下)」に選出されていたため、1次選考は免除。昨年9月の2次選考、同12月の最終選考で身体能力検査や試合形式の試験、学力検査を受けた。例年数十倍の倍率となる選考を突破し、合格者16人の中に選ばれた。

 「世界基準」をキーワードに個の育成を主体とするアカデミーは2006年の福島を皮切りに全国で4校が設立された。福島は11年の東日本大震災で被災し静岡県御殿場市へ一時的に拠点を移して活動。野田君は4月から同市で寮生活を送り、学校に通う。中高一貫の体制でトレーニングや教育を受ける。将来はプロ選手になり、イングランド・プレミアリーグでプレーしたいという。

 野田君は「サッカーも勉強も両立したい。得点をアシストできるパスの精度を高めたい」と新天地での生活を心待ちにしている。

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