大雪による具体的な影響は?

 福井県内の記録的な大雪の影響について、福井商工会議所は会員企業に緊急調査をした。自社に「大きな影響があった」との回答が80・4%に上り、「少し影響があった」と答えた15・5%を合わせると9割を超える企業に影響が出た。

 具体的な影響の内容(複数回答)は、道路の混乱や公共交通機関の運行取りやめにより「出勤できない社員がいた」が88・1%で最多だった。「営業・勤務時間を短縮した」が57・4%、「一部の社員を休ませた」が55・4%で続いた。「売り上げが下がった」が37・6%に上るなど、業績への直接的な影響も生じている。

 今後予想される影響(複数回答)は「納期、工期の遅れ」(58・4%)や「売り上げダウン」(56・4%)、「仕入れ(商品、原材料、部品など)の遅れ」(55・4%)が多かった。平常通りに業務ができないことや、交通の混乱によって生じる影響への懸念が高まっている。

 行政などに対する要望を聞いたところ(複数回答)、「除雪・排雪体制の整備」が79・2%でトップ、「融雪装置など幹線道路の整備」が68・3%とインフラ面の整備を求める声が強かった。「災害対策貸し付け、復旧貸し付けの拡充」(13・9%)、「債務の返済条件緩和」(9・9%)と金融面の支援を期待する声もあった。

 調査は2月7~9日に会員企業322社に実施し、製造業、建設業、卸売業・小売業、サービス業など各業種の101社から回答を得た(回答率31・3%)。同会議所は被害状況を把握した上で、今後の企業支援や相談業務に反映させる。

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