道路を拡幅するため、急ピッチで除雪作業をする重機=17日午後1時15分ごろ、福井市手寄2丁目

 記録的な大雪に見舞われた福井県内では17日、各地で除雪作業が進められた。福井市は週明けの19日の市民生活回復を目指し、集中除雪を実施。時折激しく雪が降る中、除雪車がフル稼働し、急ピッチで道路の拡幅や交差点の雪山除去に努めた。

 17日の市内は、市が事前に不要不急の外出を控えるよう市民に呼び掛けたこともあって、交通量は比較的少なめ。重機による車道の除雪中は、一時的に一般車の通行を止めることもあったが、市道路課によると日中、目立った混雑はなかった。除雪した雪を載せたダンプが四六時中行き交い、作業を滞らせまいと道を譲る乗用車も。作業員に缶コーヒーを手渡す市民もいた。

 同市の田畑玲子さん(85)の自宅前道路は15日に1車線分除雪され、17日にようやく2車線分開通した。それまでは家族の車が何度も立ち往生し、近所の住民に助けられたという。田畑さんは「何かあった時に救急車も入れない状態だったので、除雪してもらえて本当にありがたい」と晴れやかな表情だった。

 このほか、児童が安全に登下校できるよう、通学路や歩道の除雪に汗を流す市民の姿も見られた。

 市によると、市内の生活道路の圧雪除去は、17日正午でほぼ100%終えた。18日にかけて幹線道路や交差点の拡幅などを進め、車がすれ違える2車線状態を確保する。京福バスの運行再開路線を増やすため、バスルートの除雪にも力を入れる。

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