産経新聞は、昨年12月に沖縄県で起きた交通事故を報じた際、事実確認しないまま「米海兵隊員が日本人を救出した」との記事を掲載した問題について、執筆した高木桂一那覇支局長を出勤停止1カ月とするなど関係者の処分を16日付朝刊で公表した。高木氏は編集局付に異動した。

 小林毅取締役編集担当が減俸1カ月、東京編集局の乾正人執行役員編集局長が減給、ほかに記事の出稿に関わった編集局幹部ら5人をけん責とした。いずれも16日付。

 産経新聞の検証記事によると、問題となった記事はネット上の情報などを基に米海兵隊へは取材したが、沖縄県警への取材を怠るなど事実関係を十分に確認しなかった。社内のチェックも不十分だった。

 インターネット配信した産経ニュースで、沖縄県内で発行されている新聞の琉球新報と沖縄タイムスが同様の報道をしなかったことを「報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」などと批判したことについても行きすぎた表現があったとして記事を削除し、両紙や読者に謝罪した。

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