ヘルパーの橋本さん(左)から介助を受ける上田さん=15日、福井市内

 記録的な大雪の中でも、福井市内の障害者や高齢者のもとには福祉サービスが届き続けた。居宅介護を受けている重度の障害がある女性は「生死にかかわることなので、ありがたかった」と話し、訪問介護を利用している男性は「食料が届き助かった」と喜んだ。雪が降る中、徒歩で数時間掛けて利用者宅に出向いたヘルパーもおり、「何が何でも行かなきゃ」と必死だったと振り返った。

 ⇒【画像】本当に怖い福井の雪道

 「こんな雪の中、自宅に来てくれるのかな」。今月6日、降りしきる雪の様子を車椅子から眺めていた1人暮らしの上田千鶴子さん(54)=福井市=は、携帯電話を握りしめ、ヘルパーの到着を待っていた。重度の障害で筋力が弱く、介助なしでは食事や入浴、排せつ、着替えなどが困難だからだ。

 そんな中、ヘルパーから車のスタックや渋滞で遅くなると連絡があった。その後も現在地を知らせるメールや電話があり、予定より少し遅れただけで到着した。「随時連絡が来て安心できました。(自分の)生死にかかわることなので、すごくありがたかった」と感謝する。

 テレビのニュースなどでは自宅の周りの状況は分からない。雪の重みで座敷の障子が閉まりにくくなるなどし、「ずっと閉じ込められたような」気持ちになり、恐怖も感じていたという。「ヘルパーさんは心の支えであり、かけがえのない存在」だとあらためて感じた。

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