青空の下、急ピッチで作業するロータリー除雪車=14日午後0時5分ごろ、福井市野波町

 記録的な大雪に見舞われた福井県内は14日、高気圧に覆われて日中は晴れ間が広がり、県内各地で除雪が急ピッチで進んだ。15日以降は一時的に冬型の気圧配置になる見通しだが、福井地方気象台は「しばらく大雪の恐れはない」としており、6日から断続的に続いた大雪はようやく収束した。県内道路の除雪が進む中、災害協定を結ぶ長野県から除雪車や作業員が応援に駆け付けた。JR北陸線や私鉄の運行状況も回復し、混乱した市民生活は落ち着きを取り戻しつつある。

 14日は高気圧の影響で県内各地の気温は前日より3~6度高く、福井の最高気温は7・3度まで上昇。雪解けが進むために同気象台は、雪崩や屋根からの落雪に対する注意を呼び掛けている。一時的に冬型の気圧配置になる17日、20日ごろは降雪の可能性があるが、大雪には至らない見込み。

 県内主要道路の除雪はめどが立ち、14日は主要道路の拡幅や圧雪の除去、生活道路の除雪が行われた。中部9県1市で結ぶ災害協定に基づき、長野県は除雪車14台、作業員19人を福井県に派遣。同日午後に第1班が到着し、福井市内で早速除雪を行った。

 JR北陸線の特急サンダーバード、しらさぎは始発を含む計8本が運休したが、以降は遅れは生じたものの通常ダイヤで運行。金沢―敦賀間の普通列車も通常の8~9割の本数が走った。

 えちぜん鉄道は前日の三国芦原線に続き、勝山永平寺線の全線で運転を再開。福井鉄道福武線も越前武生―田原町間の全線で普通電車が30分間隔で運行した。全線の運転再開はえち鉄、福鉄ともに9日ぶり。

 京福バス、福鉄バスはルートやダイヤを変更しながら運行路線を前日より増やした。

 スーパー、コンビニへの物流やガソリンスタンドへの燃料供給も回復。県によると、嶺北のガソリンスタンド230店のうち、154店(112店は給油制限あり)で給油を受けられるようになった。

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