「車社会が進み、雪による道路の寸断はより深刻になっている」と話す饒村曜さん=9日、東京都杉並区

 ―今回は除雪が追いつかず、雪捨て場も足りていない。

 「過去の豪雪は今ほど車社会ではなかったので、除雪も幹線道路だけだった。今は多くの人と物資が車で行き交うので、細い道路まで除雪が必要。その分、排出する雪の量も桁違いに増えている。都市部は除雪道路が増えている反面、住宅が密集し雪捨て場が減っているのではないか」

 ―近年の災害で感じることは。

 「昔なら、福井県の大雪なら福井県だけに被害をもたらしていた。現在は遠く離れた場所での生産、販売など、雪とは関係のない場所にも波及する。ネットワーク化が進み、社会は思わぬ所でつながっている。高齢化、過疎化により若者が少ない地域は高齢者自らが雪下ろし、雪かきをせざるを得ず、事故も増える。災害は深化している。過去2回の豪雪とは違った被害が出てくるだろう。幅広い防災対応が必要だ」

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