激しく雪が降る中、帰路につく人たち=11日午後5時55分ごろ、福井市大手2丁目

 福井県内は11日、再び強い冬型の気圧配置となり、嶺北地方を中心に断続的に雪が降った。これまでの積雪に加え13日昼ごろにかけて大雪になる恐れがあるとして、福井地方気象台は交通障害や除雪作業中の事故、落雪、なだれに警戒を呼び掛けている。JR北陸線は12日、特急「サンダーバード」と「しらさぎ」の運行を取りやめるほか、福井-敦賀間の普通列車も全て運休する。食料品など物流は回復傾向にあるものの、生活道路の除雪は追いつかず、ガソリンスタンド(GS)で供給できない店舗があるなど生活の混乱も依然残る。県によると、10日に除雪作業員と雪下ろし中の男性が死亡、重軽傷は計62人に上る。

 同気象台によると、嶺北の山地を中心に11日昼前から降雪が強まり、12日には平地でも強まる見込み。12日に予想される一日の降雪量は、嶺北の平地30~50センチ、山地50~70センチ、嶺南の平地10~20センチ、山地30~40センチとなっている。

 JR越美北線は、遮断機の動作確認などに時間を要するとして18日まで運休期間を延長した。このため県は京福バスに対し、大野線で13日以降の朝夕の増便を要望した。

 えちぜん鉄道三国芦原線は除雪が進み、福井-三国港で全線運行を再開した。京福バスも運動公園線など4路線でルートやダイヤを変更し運行を再開した。

 物流は回復に向かっているが、嶺北のGSへの燃料供給が遅れている。県によると、約7割の店舗が在庫切れなどで休業(11日午後2時現在)。営業している店も多くが給油制限している。

 雪の重みによる倒木などで、6日~11日午後5時までに6市町の約890戸が停電となったほか、農業用ビニールハウスが少なくとも10市町で計392棟倒壊した。

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