一酸化炭素中毒を防ぐため、マフラー周辺のこまめな除雪を呼び掛けている

 大雪で福井県内では9日までに、雪に埋もれた車内で3人が死亡した。警察や消防によると、いずれも一酸化炭素(CO)中毒とみられる。日本自動車連盟(JAF)が行ったテストでは、車が雪に埋もれた状態でエンジンをかけると、車内のCO濃度は22分で検知器の上限値に達した。これは約3時間で死に至る危険値という。

 県内は11日から再び荒れた天気になり、大雪になる恐れもある。雪で車が立ち往生した場合、JAFは「マフラー周辺のこまめな除雪を」と呼び掛けている。

 JAFのテストによると、ボンネットの高さまで雪をかぶせてエンジンをかけると、マフラーを出た排ガスは車の底にたまり、空調の吹き出し口から車内に入った。車体の隙間から流入する危険性もあるという。窓を5センチほど開けた場合も40分で危険値に到達。マフラー周辺を除雪した場合はほとんど上がらなかった。

 COは無色無臭で濃度の上昇に気が付きにくく、中毒になると頭痛やめまい、吐き気などを催し、失神して死に至る。エンジンをかけたまま車内で仮眠する場合は特に注意が必要だ。

 JAFは雪への備えとして、スコップのほかに防寒着や毛布も車内に用意しておくよう促す。雪で車が動けなくなった場合は「できるだけエンジンを切ってほしい。寒くてエンジンをかける場合はマフラー周辺の除雪を」と訴えている。

 JAFはテストの様子を紹介する動画をホームページで公開している。

関連記事
あわせて読みたい