圧雪が緩んで悪路になり、立ち往生が多発した福井市内の道路=10日午前10時50分ごろ、同市新保町

 記録的な豪雪に見舞われた福井県内は10日、気温の上昇や雨で雪が緩み、路面状況がさらに悪化した道路で立ち往生する車などが続発。各地で断続的に渋滞が発生した。

 日本道路情報センターによると、国道8号は福井市の新保~福井大橋北、開発~西方交差点をはじめ、坂井市丸岡町区間などで終日渋滞となった。福井市中心部も各地で長い車列ができた。芦原街道やフェニックス通り、西環状線などで目立ったという。でこぼこ道路での立ち往生や接触事故、道幅が狭く、すれ違いに時間を要するなどして渋滞が発生している。福井土木事務所は「気温が上がり、雨も降れば雪が解けて軟らかくなる。ブレーキと発進を繰り返せば、路面はへこみ、でこぼこが増える」と話す。

 悪路で身動きがとれなくなり渋滞を引き起こした車両も続出した。県警によると、電話は「鳴りっぱなし」。雪にタイヤをとられて全く動けなくなり「助けてほしい」との通報が、かなりの件数あったという。

 3連休を前に、県は9日夜から、福井土木事務所管内の24道路で交通規制をかけた除雪を始めた。主に通行が少ない夜間から早朝にかけて、除雪が進んでいない路面を順次、集中的に排雪する。

 福井市では9日午後9時ごろから、国道や県道で交通規制をかけて除雪を行った。悪路に加え、集中除雪による通行止め区間も発生したことから、市中心部では夜にかけて大渋滞となった。

 県によると「日中も重点路線の除雪を進めるが、流入車両が多く、はかどらない道もある」とし「夜9時から朝にかけて、一斉に除雪車を動かす」と説明。「極力短時間の規制で一斉に除雪を行っていく。3連休明けの13日までには、元の黒い道路が見えるように除雪を進め、通勤に支障が出ないようにしたい」としている。

 悪路により転倒する人などもおり、主要病院への救急搬送が10日早朝から昼にかけて通常比1・5倍から3倍となった。

関連記事
あわせて読みたい