営業再開を目指しリフトの支柱の雪を下ろす作業員=9日午後、福井県勝山市の雁が原スキー場

 大雪の中、福井県内のスキー場ではスキー客の安全確保や圧雪車に使う軽油が逼迫(ひっぱく)している状況を踏まえ、閉鎖や営業エリアの縮小を余儀なくされている所がある。

 福井県勝山市の雁が原スキー場ではリフトと雪面が接近し、安全面を考慮し6日から営業を休止。ここにきて軽油不足に注意する必要も出てきた。11日からの再開を目指しリフトの支柱の雪下ろしなどを進めるが「状況を見ながら判断したい」と慎重な姿勢だ。

 スキージャム勝山は5日から頂上付近の滑走エリアを閉鎖している。積雪が5メートル近くに達し「(コース範囲を示す)ネットなどが見えず危険」と判断したという。10日からの再開を目指す。

 雪はスキー客の入り込みにも影響している。スキージャム勝山では平年の10分の1程度、大野市の六呂師高原スキーパークでは積雪が2メートルあるものの6日からゼロの状態が続く。青空が広がった9日、同パークの従業員は「ゲレンデの状態は良いが『恵みの雪』も降りすぎると大変」と嘆いた。

 一方、岐阜県境に近い福井和泉スキー場(大野市)は様相が異なり、今週末のツアー予約が相次いでいる。中京方面からの来場者が多く、岐阜県から届く燃料で圧雪作業にも問題はなく、“地の利”が生かされている形だ。

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