記録的な大雪に見舞われた福井県内=8日午後1時半ごろ、福井新聞社ヘリから撮影

 記録的な大雪の影響で医療物資が届かず、福井県内の一部の医療機関では手術や受診に支障が出ている。

 福井大学医学部附属病院(永平寺町)は、輸血用血液や滅菌した使い捨てのシーツなど予定していた医療物資が届かない上、出勤できない医師や看護師がいることから8、9の両日、緊急を要するもの以外の手術を延期した。外来についても、一部の診療科で予約患者に対し可能な限り延期を要請した。

 同病院は「医療物資が補充できないので不足する可能性がある。手術を予定していた(緊急以外の)患者に連絡し延期をお願いした」と説明。「治療を待っている患者がいるので、一刻も早く物資を届けてほしい」としている。

 国立病院機構あわら病院(あわら市)も予約患者に延期を要請、坂井市立三国病院は一部診療科を急きょ休診した。

 在宅医療が専門のオレンジホームケアクリニック(福井市)は、患者の体調を電話などで確認した上で、6~8日に予定していた定期的な訪問約70件を見合わせた。9日の再開も難しい状況で、担当者は「外出や通院が困難な患者を支えるのが在宅医療の本来の役割なのに、非常に歯がゆい。道路状況が改善しなければ定期訪問がおぼつかない」と話した。

 福井県済生会病院(福井市)と公立丹南病院(鯖江市)は、金沢方面からの一部の医薬品配送が遅れたものの大きな混乱はなかった。

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