20リットルの給油制限の中、ガソリンを入れる車=7日、福井市春山1丁目の「栄月大名町SS」

 軽油などの燃料油の確保は県内公共交通の運行再開に影響を与える可能性がある。えちぜん鉄道と福井鉄道の除雪車の中には軽油を使用している車両もある。えち鉄は「除雪車に給油できなければ運行にも影響が出る」とする。また「線路の切り替えを行う分岐点(ポイント)の凍結を、熱風で防ぐ装置に灯油を使用している」とえち鉄の豊北景一社長。ディーゼル車の路線バスの燃料も軽油で同じ課題を抱えている。

 また福井市は7日、一般家庭での灯油などの燃料節約を市民に呼び掛けた。市内では灯油販売を1缶のみとしている給油所もある。

 複数のガソリンスタンド関係者は「坂井市三国町の油槽所までタンクローリーを出せない」と口にする。油槽所の担当者は「目の前の道は除雪されているんですが…」と困惑気味だ。

 室次の白崎裕嗣社長は「油槽所は同じ県内にあるのだから、優先して除雪すべき路線をもっと考えるべきではないか」と苦言を呈した。

 福井県によると、油槽所から国道8号までの県道は7日午後2時までに除雪完了の予定だったが、同3時半現在「車両の立ち往生の影響で一部終わっていない」(三国土木事務所)という。勝山方面への東西の輸送路は最優先して確保に努めているという。

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