スコップで雪をかく陸上自衛隊員

 コンビニの商品を載せていた林千佐子さん(41)=石川県かほく市=は、「トイレは15分歩いて1キロ先のコンビニまで行っている」と明かした。自衛隊員は6日夜、福井県災害対策本部が作成した「エコノミークラス症候群に注意」と書かれたチラシを配布しており、林さんは「ときどき外に出て運動している。一酸化炭素中毒で車内で死亡したニュースもラジオで聞いたので気を付けている」と話した。目の前の雪が除雪された直後、「災害時に自衛隊はやっぱり頼もしいと思いました」と感謝していた。

 ▼支援に安堵

 立ち往生の中にいた運転手らが体調不良や疲労を訴え、福井大医学部附属病院や県が開設した臨時救護所に救急搬送されていった。

 夜が明けた午前7時。1台ずつ窓越しに「体調に異常はないですか?燃料は大丈夫ですか?」と声を掛ける自衛隊員2人組が現れた。6日午後5時に現地入りして以降、寝ずに支援にあたっているという。燃料が少ない車を見つけると後方部隊へ連絡。10分後、軽油の入ったポリタンクを引っ張る隊員がやってきて岐阜県大垣市、三輪和彦さん(38)のトラックに10リットル注入した。給油口にはポリタンクから直接入れられなかったため、500ミリペットボトルで慎重に注入を繰り返した。三輪さんは「寒くてアイドリングしていただけで、燃料が底をつきそうになった。コンビニに行ける場所でもない。空腹や寒さは命に関わることなので本当に助かった」と安堵していた。

 午後3時ごろには牛ノ谷交差点付近の渋滞は解消した。

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