福井県坂井市から石川県加賀市にかけての国道8号で依然約1400台の立ち往生が続いている=7日午前、福井県あわら市内

 「お困りのことはありませんか」「燃料は大丈夫ですか」。福井県の災害派遣要請を受け、自衛隊員が2人一組になり、長時間の立ち往生で疲れの色の濃い運転手たちに順番に声をかけて回っている。

 国土交通省福井河川国道事務所によると、福井県坂井市から石川県加賀市にかけての国道8号で発生した車の大規模立ち往生は7日午前8時現在、約1400台が動けないままだ。陸上自衛隊員約750人と国交省が夜を徹して救出に当たっている。

 立ち往生しているのは大半がトラックだが、仕事中だったのか、スーツ姿で車内で寝ている男性もいた。自衛隊員たちは除雪作業の傍らポリタンクに入れた燃料を配って歩いている。500ミリリットルペットボトルで20回ずつ、計10リットルを注入している。

 福井県敦賀市に向かっていた松本一男さん(59)=金沢市=は「自衛隊が6日夜7時ごろにおにぎり2個と水1本を届けてくれた。食料を積んでいなかったので本当にありがたい。今は空腹だが、食べ過ぎてトイレに行きたくなっても困るししょうがない…」。届け先の客からは予定時間に間に合わずキャンセルされ「金沢に戻りたいんだけど、戻ることもできない」と困り顔を見せた。

 
 
 
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