日本付近を低気圧が通過した後、冬型気圧配置になると大陸から寒気が吹き出してきて、風は強く吹雪になります(山雪)、数日して等圧線の間隔が広がり風が弱くなつてきますと吹雪ではなく深々と雪は降ります(里雪)。

 福井市と大野市九頭竜での降雪を今年の例で見ますと、1月10日から13日までの降雪量は10(24)、17(18)、32(43)、29(19)センチ。カッコ内は九頭竜。はじめの3日間は九頭竜が13日は福井市が多くなっています。

 ジョウロで水撒きを連想してください。ジョウロを早く動かすと地面に落ちる水は少なく、ゆっくり動かすと落ちる水は多くなります。冬型気圧配置になり風が強いときは雪雲は早く動き、平野部では雪は少なく山沿いは多くなり、風が弱まると平野部で雪は多くなり、平野部で降った分だけ雪雲の水分は減ってしまいますので山沿いは少なくなります。2月4日の降雪量は福井市12cm九頭竜33cmでしたが、5日は福井市47cm九頭竜24cmで、典型的な山雪・里雪タイプでした。

 図1は今年1月の輪島上空500hPaの気温の変化です。平年より低い日が多くなっています。


 纏まった雪が降り始めた1月9日以降の北半球500hPa天気図を見ますとシベリアの寒気団は居座っており、2月に入ると北極を経て北米大陸の寒気団とドッキングしたような形になっています。地球上で一番寒いのは北米大陸北部で、ついで北極とシベリアとなっています。2月中旬に入ると日本付近は今冬一番の寒気の南下が予想されています。


 1月は全県で気温は平年より低く、日照時間は嶺南を除き少なく、降雪・最深積雪ともに敦賀を除いて多くなっています。

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